アレグロスマート株式会社(本社:広島市、代表取締役:田渕鳴利、以下アレグロスマート)は、
世界初ノーコードによる「コンテナオーケストレーションプラットフォーム(登録商標名:Newtroid)、以下Newtorid」を正式にリリースいたします。
【背景】
昨今の行政、民間、医療、学術研究など各分野におけるデジタルトランスフォーメーション(以下:DX)の市場導入の高まりは、マイクロサービスアーキテクチャによるDX化を後押しする重要な要因の一つとなっています。
しかしながら、この開発手法で重要な機能を果たすものが「コンテナオーケストレーションサービス:以下CaaS(画面イメージ例1参照)」であり、従来の海外製のソフトウェアによるCaaSの扱いにくさやが、作業の効率化や学習コスト、伴奏コストなどに跳ね返ることがボトルネックとなり、本来であれば機能的・起動的で軽量な開発(Development)と運用(Operation)の一体化(以下:DevOps)を実現の妨げになっていました。
※画面イメージ例1:AI(DeepLearning)パイプラインシステムを構築した実例
特に日本国内においては、より一層その課題は顕著であり、世界でのマイクロサービスアーキテクチャでのDX化と比べても遅滞気味で、ひいては、国際的な競争力において諸外国に遅れをとる要因となっています。
かねてよりこの課題に取り組んでいたアレグロスマートは、この課題を解決し、また、海外製のCaaSのそれ以上の機能を携えたプラットフォームの開発に長年、知力を尽くして取り組んで参りました。結果、その検証作業において確かな手応えを得て、本日「コンテナオーケストレーションプラットフォーム:Newtroid」のリリースに至った次第です。
【特長】
[1] コンテナオーケストレーションプラットフォームNewtroidは、コンテナのデプロイ、スケーリング、ネットワーキング、ロードバランシング、監視、フェイルオーバーなどをWebGUIからノーコードで実現します。これによってコンテナを使ったシステム開発が効率化されます。複数台のサーバーにコンテナを使ったシステムを構築する場合、マイクロサービスアーキテクチャを採用した場合も、構築・運用・管理の作業工数が削減でき、システムの大小問わず、生産性が向上します。
[2] 現在一般的に普及している海外製のコンテナオーケストレーション機能を持つソフトウェアでは、コンテナ上のマイクロサービスにより構築されたシステムが大型化、複雑化すればするほど、それ以上に管理ファイルなどのメンテナンスが複雑になりシステム全体を管理するためのコスト(学習コスト含む)が増大していました。Newtroidは、そうした管理をノーコードで実現し、専門的な知識も必要とせずソフトウェア開発(Development)とIT運用(Operations)の統合(DevOps)を実現します。
[3] Newtroidで構築したコンテナオーケストレーションプラットフォームでは、「データ連携」、「データ仮想化」、「データのメタ化、意味共有化」、「データの統合」、「データ分析・解析」、「AIシステム開発」を圧倒的に柔軟に実現できます。特にAIシステム開発では最も重要な工程であるプレパレーションにおいて威力を発揮します。
※画面イメージ例2:データ連携基盤システムを構築した実例
[4] Newtroidは、純国産で日本人の感覚にマッチしたUI/UXを備え、かつ、あらかじめコンテナ化されたマイクロサービスを準備しているほか、簡単な作業によりユーザー独自のマイクロサービスのライブラリ化が可能です。
[5] No SQLシャーディング(分散)機能が備わっています。データの容量に応じてサーバー追加していける水平スケールを容易にできます。一般的なRDBMSでは容量が足りなくなった場合はHDDを容量の大きいものに相関し、データのマイグレーションを行わなくてはなりませんが、水平スケールはサーバーを追加するだけで容量の増量が可能なため、安全でスケーラブルな運用が可能です。水平スケールの作業も画面で完結するため手間がかかりません。
※画面イメージ例3:シャーディングDBシステムを構築した実例
Newtoridは下記の特許を取得しております。
US 特許No:11,295,238 B2 2022年4⽉5⽇
JP 特許No:7065498 2022年4⽉28⽇
中国 特許No:ZL201811571419.7 2023年8⽉1⽇
【サービスの価格と提供時期】
名称 | 価格(税別) | 提供開始時期 |
Newtroid | 個別見積 | 2023年10月17日 |
【事例:某市 児童虐待予防予測支援】
児童虐待を予防するため予測に関連する様々な部署の扱うデータ形式も、コンテナオーケストレーションプ
ラットフォームNewtroidにて200以上のコンテナ化されたマイクロサービスにより一元化されたデータとしてローデータ(生データ)を取り込み、メタ情報を付加した上でデータベース化(NoSQL)。AIの活用や差分検知等による新たなデータを創出し、家庭環境の変化をいち早く検知。虐待予防的支援業務を効率化に貢献しています。
【株式会社スカラと業務提携】
株式会社スカラ(本社:東京都渋谷区、代表執行役社長:梛野 憲克、東証プライム・証券コード:4845、以下「スカラ」)とアレグロスマートは、データオーケストレーション基盤「Newtroid」を活用し、地方自治体が抱える社会課題(少子高齢化、人口の減少、社会保障関係費の増加等)に対して、データを起点に、自治体職員などサービス利用者らがノーコードで仮説立案、データ解析、可視化を「いつでも」「誰でも」「簡単に」実行できる環境を、最短4週間で構築できるコンサルティングおよびシステム構築サービスの提供を共同で開始しました。
【今後のサービスリリース計画】
アレグロスマートでは、コンテナオーケストレーションプラットフォームNewtoridの機能を強化するサービスのリリース(例:汎用的なマイクロサービスの活用を可能とするプラットフォームなど)を計画しています。時期が来ましたらあらためてプレスリリースさせていただきます。
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